曽根靖裕デザイン事務所(横浜市中区、曽根靖裕代表取締役)がインテリアなどの設計を手掛けた「FLARE元町店」が完成した。ポンパドウル元町五丁目ビルの1-2階にメモワール(横浜市南区)が開設した総合ブライダル専門店は、元町の街並みを建物に引き込み、来街者を含めたストリートと一体となった横浜らしいブライダルを生み出そうとしている。
設計に当たっては、店舗の1階と2階で明確に機能を区分。1階は元町商店街のウインドーショッピングを楽しむような気軽な気持ちで店内を散策できるように、まちのエレメントを融け込ませた。ドレス関係を扱う2階は、開放感のある1階とは違い、低い天井高を生かしたプライベート空間を演出。ドレスを着用した姿がガラス越しに商店街へと映り「街全体が祝う」ような雰囲気を醸し出した。
曽根代表は「新規開店だけど街並みに違和感がないように商店街を引き込むようにしたかった」と数年間温めてきたコンセプトを説明し、「元町商店街とのコラボレーションによって、横浜を、元町を内部に取り込み、元町の商品がパーツとなって横浜らしいブライダルが生まれてほしい」と期待している。
建物の規模は、RC造7階建て延べ595㎡。事業主は東京ポンパドウルで、施工は馬淵建設が担当した。FLARE元町店の内装工事はキクシマが手掛けた。7月27日にオープンしている。
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