建設産業の未来を考える上で、「マネジメント」分野への進出は避けられない。では、施主が真に求めるマネジメント業務とは何か。本書が取り扱うのは、マネジメント分野の最前線に立つ山下ピー・エム・シーの川原秀仁社長が主張するマネジメント論だ。「経営計画と施設計画の一体化」という観点から、本の題名でもある『施設参謀』という新たな職能の誕生を高らかに宣言する。
その語り口は平易で簡潔だ。優れたマネジメントの重要性を映画プロデューサーに例える一節は、経営者から建築技術者までマネジメントに悩む多くの人々の心をとらえる。オフィス、工場、病院など施設を経営資源としてとらえて成功した実プロジェクトから学ぶべき点も多い。
さて、本書は30日までプレゼントキャンペーン「施設参謀を探せ!」を実施中だ。本書が置かれた書店の情報をツイッターに公開すると、抽選で1日1冊、無料で贈呈される。書店で本書を見かけた際には一言つぶやいてみてはいかがだろうか。(ダイヤモンド社・1728円)
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