2015/11/11

【青山ベルコモンズ】青山通りのランドマーク、12月から解体決まる 跡地利用は未定


 東京・青山通りのランドマークとしてファッション産業の一時代を築いた「青山ベルコモンズ」が、フジタの施工で12月から解体されることが決まった。三菱地所が組成した第6メック都市開発特定目的会社(中央区)が発注し、2016年8月までに取り壊す。跡地利用は未定。14年3月の閉館から約2年。東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の“南の玄関口”とともに、五輪後も開発構想のある青山通り沿道で、新たな民間開発計画が今後、具体化する。

 「北青山二丁目14番6号他既存建物解体工事」として、青山通り(国道246号)と外苑西通り(キラー通り)の交差点角に立地するSRC造地下3階地上10階建ての青山ベルコモンズと、RC造地下1階地上3階建ての北青山ティースビルを合わせた総延べ1万4756㎡を取り壊す。企画設計はラン(杉並区)が担当。来年2月までに石綿を除去した上で、解体を本格化させる。
 青山ベルコモンズは、建築家・黒川紀章の設計で、1976年に竣工した。北青山に立地する商業施設として、物販・サービスや飲食店舗、事務所などが入居。ファッションビルのはしりとして知られたが、14年3月に閉館。以来、建物はそのままになっていた。
 東京地下鉄が出入口拡幅工事(施工=安藤ハザマ)を進めている東京メトロ銀座線・外苑前駅の至近で、周辺の青山通り沿道ではエイベックス・グループ・ホールディングスが17年9月完成を目指して新本社ビル建設(設計施工=大林組)を進めている。
 また、東京都と関係者が、五輪後に神宮外苑地区を商業・文化機能を備えたスポーツの一大拠点に転換する外苑地区再整備を計画している。
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