日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、田中宏幸議長)は21日、埼玉県久喜市の市立久喜東小学校で、小学生向けの出前講座を開いた。3-6年生の児童12人が参加し、班ごとに簡易な設計図を作成した上で、ストローとクリップだけのストローハウスをつくり、「高さ」「美しさ」「強さ」を競い、仲間と一緒に1つのものをつくり上げる喜びや役割分担の大切さを学んだ。
司会を務めた中村浩一政策企画局次長は「どんなに大きな建物もたくさんの人が力を合わせて一生懸命つくっている。そうしてつくられた建物で、皆さんは生活したり、勉強したりしている。きょうストローハウスをみんなでつくってみて、建設の仕事のやりがいや大切さを感じてもらえたらうれしい」と呼び掛けた。
この出前講座は、「幼少期にものづくりの魅力に触れることが重要」との考えの下、文部科学省の「土曜学習応援団」の取り組みに賛同する形で実施した。同小学校の放課後子ども教室である「さくらっ子ゆうゆうプラザ」の10周年記念特別講座「キッザニアinさくらっ子」には、日建協を含む6団体が土曜学習応援団から派遣された。
日建協では今後も、土曜学習応援団を通じた子どもたちへの出前講座を始め、「子どもたちに建設の仕事を伝える取り組み」により、産業の魅力向上に寄与していく。
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