2015/11/18

【地下鉄博物館】先人の苦闘を見よ! 特別展「地下鉄建設の歴史展」開催、1/11まで


 東京都江戸川区にある地下鉄博物館(運営=メトロ文化財団)で、特別展「地下鉄建設の歴史展-東京の地下鉄を中心として」が、17日に開幕した。東京地下鉄が協力。東京の地下鉄建設にスポットをあて、その歴史や背景とともに、地盤との戦いでもあった地下鉄建設を、ルート決定や潜函、沈埋、シールドなどの工法の選択を含め、年表や写真パネル、当時の資料、模型などを通じて紹介している=写真。

 東京の地下鉄は現在、東京メトロ9路線、都営地下鉄4路線の計13路線304.1㎞を営業し、利用者は合わせて1日平均934万人を超えている。日本で最初の地下鉄は、東京地下鉄道会社によって、浅草~上野間が建設され(1927年開業)、新橋まで延伸された。一方、東京高速鉄道会社によって渋谷~新橋間が建設され、2社が相互直通運転を開始して現在の銀座線になった。その後、路線は帝都高速度交通営団に引き継がれ、戦後初の地下鉄となった丸ノ内線(54年開業)に始まり、日比谷線、東西線と順次建設された、また、都営地下鉄も浅草線(60年開業)以降、計4路線が建設された。
 特別展は、各路線の建設の歴史や、東京の地形・地質の変化と建設工法などについて知ることができる。また、「東京地下鐵道 工事乃実況」と題して、上野~浅草間の建設当時の貴重な映像をミニシアターで上映している。
 会期は2016年1月11日まで。開館時間は午前10時-午後5時(入館は4時30分まで)。休館日は毎週月曜日。祝日・振替休日の場合はその翌日。年末年始は12月30日-16年1月3日。入館料は大人210円、子ども100円。
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