2015/11/14

【うみの現場見学会】阪大、大阪市大生らが大阪港内の海洋土木を学ぶ 埋浚協



 日本埋立浚渫協会は6日、大阪港で「第17回うみの現場見学会」を開いた。大阪大学と大阪市立大学の学生ら約40人が、港内の施工現場や作業船などを間近に見学し、見学後は活発な質疑応答が行われた。写真は停泊中の作業船。右は既設岸壁。

 見学会は、大阪港に面するATC(アジア太平洋トレードセンター)ホールでスタート。学生たちは大阪港の概要や工事内容の説明を受けた後、旅客船に乗り込んで港内を巡り、既設岸壁を延伸する工事現場などを視察した。
 冒頭、企画広報委員長を務める鐘崎道生東亜建設工業取締役兼執行役員常務管理本部長があいさつし、「建設現場では、品質や安全、環境などの面でいろいろな工夫をしている。見学会では、皆さんの目で土木のすばらしさ、海洋土木のダイナミックさを感じ取ってほしい」と呼び掛けた。
 続いて、見学会を後援している国土交通省近畿地方整備局の西村尚己大阪港湾・空港整備事務所長が、大阪港の概要や整備計画などについて、国際コンテナ物流の動向も交えながら解説した。

船に乗り込む学生たち

 メーンの見学先となった「大阪港北港南地区岸壁(マイナス16m)(C12延伸)築造工事」は同事務所の発注で、東洋建設・みらい建設工業・りんかい日産建設JVが施工している。長さ400mの既存岸壁を250m延伸する工事で、現在は杭打設に備えて基礎捨石を砕石に置き換える作業などを進めている段階。2016年に入ってから、ジャケットの据え付けや鋼管杭打設といった工程が本格化する予定だ。
 学生たちは船内から、200t吊クローラークレーン台船が停泊する現場を間近で見学したほか、港内を巡って直轄土砂処分場の新島、浮体式防災基地なども視察した。見学を終えてATCホールに戻った学生たちからは、整備計画や施工手順などに関する質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われた。
 企画広報委員副委員長の河瀬伸幸東洋建設取締役兼常務執行役員経営管理本部長は、「日ごろあまり目にすることが少ない港湾の機能や重要性を再認識してほしい。自らが造った物が残り、使われていく事が土木技術者としての喜びだ」と海洋土木の魅力を訴え、見学会を締めくくった。
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