2015/11/10

【ガンダム】「実物大」を動かす1次アイデアに4氏! 追加アイデアを2/22まで募集


 一般社団法人のガンダム・GLOBAL・CHALLENGE(グローバル・チャレンジ)(代表理事・宮河恭夫サンライズ社長)が、『機動戦士ガンダム』の生誕40周年を迎える2019年に実物大ガンダムを動かすプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」(GGC)。一般公募による、18mのガンダムを動かす「リアルエンターテインメント部門」のアイデア募集で、▽木原由光(ロボフューチャー代表取締役)▽金子裕哉(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期過程)▽ミン・スン・チェン(国立台湾大学非常勤准教授)▽岡田彗(東京大学情報システム工学研究室)--の4氏が選定され、「GGCメンバー」に認定された。今後、基本設計の立案など同プロジェクトに参加する。

 今後のプロジェクト展望について、宮河代表理事は「18mのガンダムを動かすために試行錯誤することで、ロボット技術の進行が促される」とし、「ものづくりと産業技術の掛け合わせで相乗効果が発揮され、日本ならではのオリジナリティーを持ったプロジェクトになる」と期待感を示している。
 技術監修の橋本周司早大副総長・理工学技術院教授は「技術的にはロボット工学を超えたところで考えていかなくてはならない」と実現の難しさを示す一方で、「非常に大きなものを運ぶトレーラーや、地震時でも100m以上のビルが揺れない仕組みなどがあるので解はある」と強調し、「富野由悠季監督のイマジネーションのチャレンジに対して、科学技術、エンジニアリングがどう応えられるか問われている。知恵を絞ってまとめ上げていく」と意欲を示す。
 今後は、今回のアイデアを一般公開し、「オープンイノベーション」という形で、追加アイデアを16年2月22日まで募集。さらなるアイデアやプランを既存の設計アイデアに付加していく。
 16年秋には実施に向けた基本設計プランを策定・発表する。17年を実施設計期間に充てる。18年春に実施設計プランをまとめ、製作に入り、19年夏に動くガンダムの実現を目指す。
 リアルエンターテイメント部門の設計アイデア要件は、全長18mの「RX-78-2ガンダム」で、19年3月までに技術的、資金的に実現可能(製作、安全確認期間を含む)など。
 「機動戦士ガンダム」総監督の富野由悠季氏、橋本早大副総長・理工学術院教授ら外部有識者を含む選定委員が審査して決めた。
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