エネマネハウス事務局(委員長・村上周三建築環境・省エネルギー機構理事長)は10月31日、はまぎんホールヴィアマーレ(横浜市西区)でエネマネハウス2015講評会・表彰式を開いた。当初、最優秀賞は1校を特定する予定だったが、芝浦工大と早大の作品が優劣を付けがたく、最終的に2校に決めた。関東学院大、山口大、立命館大の3校が優秀賞に選ばれた。
同事業は大学と民間企業の連携により「学生が考える、将来の家」をテーマに、エネルギー、ライフ、アジアの3つのコンセプトの下、先進的な技術や新たな住まい方を提案するモデルハウス5棟を建築・展示する。ことしは横浜市のみなとみらい地区に会場を移し、審査で選ばれた5大学が参加した。
当日はエネマネハウス実行委員会委員の信時正人横浜市温暖化対策統括本部環境未来都市推進担当理事の開会あいさつに続き、5大学のプレゼンテーション、講評会と表彰式を実施した。表彰式では最優秀賞、優秀賞のほか、来場者の人気投票で最多得票となった芝浦工大に「people’s choice Award」、特別賞(エネルギー・資源賞)に立命館大、同(地方創生賞)に山口大、同(環境未来賞)に関東学院大を選出した。
講評の最後に村上委員長は今大会を振り返り、参加校の全国拡大、学生の参加促進などの深化に感謝した。その上で「日本の住宅エネルギーの問題の底上げに貢献したと思う。山口大の地域の力が結集した取り組みは特筆すべき。これが日本全体の底上げにつながることを期待したい」とし、「この試みが継続して日本のエネルギー問題のさらなる改善につながることを願っている」と総括した。
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