2016/10/01

【住友大阪セメント】橋梁床版メンテに一押し! 超速硬の『リフレモルセットSF』


 セメント事業で培ったノウハウを駆使して社会インフラを守る--。セメントコンクリート分野の独自技術を持つ住友大阪セメントが、強くアピールしている補修向け商材として『リフレモルセットSF』がある。高機能特殊粉末樹脂と特殊繊維を添加し、橋梁床版コンクリートの部分補修に最適な繊維補強超速硬セメントモルタルだ。

 全国に約70万橋あるといわれる橋梁は、老朽化の進展が課題になっている。現時点で約20%が建設後50年以上を経過し、2026年にはその割合が約40%に達するといわれている。同社の今井俊雄執行役員建材事業部長は「老朽化が進む社会インフラの維持補修は喫緊の課題。補修工法・補修材料のニーズは間違いなく増える」と強調し「大規模工事だけでなく、橋梁や下水道など、小規模な補修ニーズにもきめ細かく対応する」考えだ。
 リフレモルセットSFは、薄層補修へのニーズに応えるために製品化し、9月から本格販売を始めた。モルタルのため、コンクリートでは対応できない厚さ20-30mmの補修に適用できることが大きな特徴だ。超速硬であり、圧縮強度は2時間で1平方mm当たり10ニュートン(N)以上を実現。沖原直生営業統括グループリーダー・部長は「優れた初期強度発現性があり、早期の交通解放もできる」とメリットを語る。





 橋梁の代表的な損傷の1つに「疲労」がある。コンクリート床版においてはひび割れとなって表れやすく、補修において大きな課題となっている。そこで高機能性繊維により乾燥や衝撃に対して高いひび割れ抵抗性を実現させ、従来の超速硬モルタルに比べて硬化時の温度上昇を抑え、温度ひび割れを抑える効果を発揮させた。
 沖原氏は「専用の高耐久型エポキシ樹脂接着剤を施工前の打設面に塗布することで、もとのコンクリートとの付着性が高くなり、強固に一体化することで剥離を防ぐことができる。疲労耐久性が高まる」と強調する。
 既に橋梁床版の表面側の補修現場などで全国約10件に採用されている。移動式プラント車(モービル車)による打設ができるため、大規模な施工をする際に練り手間が省けて楽になったほか、モルタルのフレッシュ性状(練り直後)が程よい硬さで、材料の配り(送り)も良いなどユーザーの反応も上々だ。16年度内にはさらに3、4件の現場で使われる予定。今井部長は「3年後には本製品で5億円の売り上げを目指す」と意気込む。
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