2016/02/02

【N&Nコーポ】仮設設置いらずのトイレカー、登場! 陶器製便器で音も静かに


 N&Nコーポレーション(本社・名古屋市名東区、内藤秀樹代表)は、プレジール(北九州市)が製造する自走式仮設水洗トイレ「トイレカー」のリースと販売を始めた=写真。

 軽自動車の荷台に2つの個室と手洗い場を設けたもので、普通自動車8ナンバーの糞尿車登録となり、そのままの形で1年車検が受けられる。自走式のため設営・撤収も容易で、仮設トイレ設置の手間がなくなる。
 便槽タンクの容量は280リットルあり、一度の水使用量を5リットルとすると56回使える計算となる。便槽タンクにはセンサーが取り付けられており、たまった汚物量を知らせる仕組みになっている。給水タンクの容量は100リットルで、残量は外から確認できる。給水も水道の蛇口がある場所まで自走して、ホースをつないで簡単にできる。
 便槽タンクは、バキュームカーのホースが入りやすい位置と形状にし、バキュームカーで吸い出してもらうか、シャッターバルブ式排泄口から出す。
 トイレ部分は、外装の強固なFRPシェルの内側に断熱材をぎっしりと張り込み、その上に壁材を張ることで、十分な防音性と断熱性を持たせた。便器は、従来の仮設トイレがプラスチック製だったのに対し、家庭用の陶器製にすることで、使用中の音も静かになり、プライバシーが保護できる。
 大便器は和式、洋式いずれも取り付けることができる。室内高さは178cm。オプションでエアコンやヒーターの設置も可能なほか、シェルには企業ロゴなども入れられる。便槽、室内とも換気扇を完備した。
 販売価格は400万円、リース料は1年以上の長期の場合、月額15万円、1日では1万8000円(納入・引き上げ料、汚物処理料別)。
 問い合わせは、同社・電話052-777-0930。
 
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