2016/03/01

【CLT建築学生コンペ】最優秀は「TADA&SHIBUYA」(京都工繊大)! チャレンジ心くすぐる華やかなデザイン評価


 岡山県は、CLT(直交集成板)の建築物への普及を目的に産学官連携して取り組んでいる「おかやまCLTリーディングプロジェクト」の一環として開催したCLT建築全国学生コンペの審査結果を発表した。西粟倉村の道の駅あわくらんどに計画する公衆トイレを課題としたコンペには63作品の応募があり、最優秀賞には京都工芸繊維大学「TADA&SHIBUYA」グループ(多田陽平、渋谷崇史)の「そらみるトイレ-拡張されるプライベート」=写真=が選ばれた。

 応募63作品は全国32の大学院、大学、高専、高校、専門学校の学生から寄せられた。この中から、審査委員会(工藤和美委員長・シーラカンスK&H)による審査で最優秀のほか、優秀賞2点、入選2点、審査員特別賞3点を決定した。最優秀作品は、華やかでデザイン性に優れている点や単純な形の面材であるCLTをくり抜き、ずらして重ねることでガラス屋根とあいまって複雑な形態・空間をつくりあげ、多様な使い方のできる建築を試みている点が評価された。さらに、「構造の検討を重ねた努力が見られ、プロの建築実務者もこの工法を実現させるチャレンジをしてみようとうなずける、CLTの可能性が感じられる秀逸の作品」と高い評価を得ている。
 そのほかの受賞作品は次のとおり。
 〈優秀賞〉
▽Integration-囲いと支えの統合=広島工業大学向山研究室グループ
▽組子屋根のトイレ-CLTでつくる「粟倉組み」=九州大学大学院
 〈入選〉
▽手を洗う、人と人=岡山県立大学「岡本・宮田」グループ
▽For rest-CLTの森のトイレ=岡山理科大学大学院「藤崎・茂中チーム」
 〈審査員特別賞〉
▽かけはし=東京都市大学「川島俊哲・市岡拓真」グループ
▽The Effulgence=佐賀大学大学院「YMHH」グループ▽CLT×Ogakuzu=名古屋市立大学
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